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名称 平野又十\郎 (ひらの またじゅうろう)
平野又十\郎の写真
平野又十\郎



分野 ひと・産業
地区 竜洋地区
所在地 掛塚
見所

【 嘉永6年(1853年)〜昭和3年(1928年)】

 掛塚湊の廻船問屋、林文吉の八男に生まれ、明治維新時、海外の勉強をするため神戸に行って、簿記を習い郷里に帰って後、元浜北市貴布弥の豪農平野家に養子として迎えられた。
 村人たちにお金の大切さを説き、貯蓄組合を作る。金融活動が盛んになった時代で、小さな銀行らしきものが乱立した。やがて吸収合併され、最後に残ったのが西遠銀行であり、その頭取に又十\郎が就任した。
 「平野社団」という財団法人を作り、自分の財産の自由を束縛した。
 戦時中の昭和18年(1943年)、静岡県の三つの銀行(伊豆・静岡・西遠)が合併して現在の静岡銀行が誕生した。初代の頭取が平野繁太郎(又十\郎の長男)である。

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