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名称 熊野御前 (ゆや ごぜん)
熊野御前の写真
熊野御前



分野 ひと・文化・歴史
地区 豊田地区
所在地 池田303
見所

当時の日本三大美人の一人

 熊野(ゆや)御前は、平安時代末期に池田荘の庄司の藤原重徳の娘として生まれ育ち、当時遠江国司だった平宗盛に見初められて都に上り、大変寵愛された女性。平家物語や謡曲などで広く知られている。
 「いかにせん、都の春も惜しけれど、なれしあずまの花やちるらん」と熊野が詠んだ一首に感動し、病気の母を思う熊野に帰郷を許したと伝えられている。郷里池田で宗盛の死を知った熊野は尼になり、33歳の若さで生涯を閉じた。行興寺の境内に咲く藤は、生前に熊野が愛した藤の花ともいわれ、春には「池田・熊野の長藤まつり」で賑わいを見せている。

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