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名称 前島 密(まえじまひそか)
前島密の写真
前島密

1円切手
1円切手


分野 ひと・産業・歴史
地区 磐田地区
所在地 中泉
見所

天保6年新潟県上越市の出身。12歳で単身江戸に出て医学、蘭学、英語、兵学、陸海砲術、海軍、海運を学んだが、後に幕府の海軍伝習生となる。
 維新後は静岡に移住した。
 明治2年(1869)1月13日から8月26日までの間、奉行として中泉に赴任し、善政を尽くす(35歳)。まず江戸からの無禄\士族を受け入れて、新たに職業の道を指導した。また、身寄りのない老人や子供、さらに身体の不自由な人達のために福祉施設の普済院を創設した。
 この施設・普済院を地元寺院の住職や青山宙平が献身的に支えた。後に、前島密は新政府に出仕し、イギリスに渡って郵便事情の実態を視察する。帰国後は、我が国に始めて郵便制度を設けた。さらに郵便為替や郵便貯金も県営して、国営による郵便事業の基礎を確立する。
 日本郵便の父として敬慕されている前島密は、一円切手に今も肖像を残す。また早稲田大学の建学や海運業の振興にも貢献した。
 大正8年、85歳で没。

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