(1)屋台
貴船神社の祭典に曳き廻しされる屋台は、遠州地方でも有数の屋台祭りとして知られているが、その理由として、掛塚の屋台は、200年以上の歴史があり、現存する屋台の中では遠州地で最も古い。
遠州地方の屋台は、掛塚を手本としたものが多く、特に福田・浜松・天竜二俣等の祭典にも掛塚様式の屋台が多い。
掛塚の屋台には有名な宮大工が刻んだ彫刻や精巧な作りの天幕が多く、まるで江戸文化の宝石箱のようである。
本町屋台:明治13年(1880年)再建(昭和57年(1982年)3月23日)
砂町屋台:明治29年(1896年)再建(昭和57年(1982年)3月23日)
中町屋台:明治29年(1896年)再建 (昭和57年(1982年)3月23日)
田町屋台:昭和27年(1894年)再建 (平成元年(1989年)9月16日)
大当町屋台:再建不明 (昭和57年(1982年)3月23日)
横町屋台:明治40年(1907年)再建 (昭和57年(1982年)3月23日)
新町屋台:慶応2年(1866年)創建 (昭和57年(1982年)3月23日)
蟹町屋台:大正6年(1920年)再建 (昭和57年(1982年)3月23日)
東町屋台:平成9年(1997年)創建 (平成17年(2005年)11月21日)
(2)屋台囃子
貴船神社の祭典に曳き廻される屋台の中で大太鼓・小太鼓・横笛等により演奏される数曲が、静岡県無形文化財に指定されている。
馬鹿囃子・入船囃子・大庭囃子・出船囃子神楽囃子・本囃子・お公家囃子竹馬(東町)・天宇受売命(東町、新曲)
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