雨垂地区の川に沿った森林空間は、磐田の本来の自然としての原空間が残されている。また、山と人との関わりとして、地区並びに林家が山を敬い信仰などの想いが継承されている。
上流部には、農業用ため池として、雨垂池が使われなくなった今も昔の姿を留めている。池の周辺にビニール等釣り人が訪れた痕跡もあり、池の魚を捕るカワセミやアカショウビンも池周辺で確認されている。
森と人との関わりが少なくなり、水環境や生き物の生息環境が大きな環境問題として取り上げられる昨今、雨垂地区は、都市に近く、山と人との関わりも強く残され、かつ磐田の原的自然が残されている。貴重な地区である。
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