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名称 岩室廃寺跡
観音堂の写真
観音堂

獅子ヶ鼻
獅子ヶ鼻


分野 歴史
地区 豊岡地区
所在地 岩室
見所

敷地岩室地区を中心として広大な範囲に堂塔が配置された密教系の寺院である。遠江風土記伝によれば平安から室町にかけて栄えた大寺院で、開創は弘法大師と伝えられている。


この観音堂を中心に大礎石が並ぶ御堂跡や石段があり、布目瓦や土器片が数多く出土し、北谷の土中からは大日如来の頭部(約1.2m)や仏像(約1.5m)が二体発見された。比叡山との争いの中で隠したものと思われる。


岩室寺について書かれた文献は多くないが、歴史書「吾妻鏡」に記述があるほか、中世に岩室寺の僧侶が社共した旨が記された大般若経(大般若波羅蜜多経)が残されている。


※参考 「新いわた文化財だより」第35号

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