○県指定文化財 ○市指定文化財 旧赤松家は、近代日本の造船技術の先駆者で明治期に磐田原台地に茶園を開拓した赤松即良の邸宅跡である。 赤松則良は、幕末に米国との修好通商条約批准書交換のための使節派遣に伴い、19歳の時咸臨丸で渡米し、引き続いてオランダに留学して海軍の造船技術を学び、明治新政府のもとで造船技術の先駆者として活躍した。明治25年(1892)年、則良は予\備役となり、翌年見付に本籍を移し、赤松邸を築いた。 明治建築の特徴が良く活かされたレンガ造りの建物で、現在残っている門・塀・土蔵などは近代建築物としての価値が高く、県・市の指定文化財となっている。