【 宝暦7年(1757年)〜弘化4年(1847年)】
世界で始めて空を飛んだとされる人物。
鳥人幸吉、表\具師幸吉、櫻屋幸吉、備前屋幸吉、備考斎とも呼ばれる。
江戸時代中期の宝暦13年(1763年)、岡山県玉野市八浜に生まれる。
空を飛ぶ鳥に興味を持ち、鳥のメカニズムを研究し、「人間の身体に翼を作れば人間も空を飛べる」と結論付けた。
試作を繰り返し、天明5年(1785年)欄干から飛び上がったが、風に乗って数メートル滑空したとも、直ぐに落下したとも言われる。夕涼みをしていた町民の大騒ぎとなり、岡山所払いとされた。
その後、静岡市に移り、歯科技師として技術力の高い義歯を製作することで評判となった。
晩年は、駿府でも空を飛んで見せ、騒乱罪で死罪となったとも、遠州見付に移り、妻子を得て平穏な余生を送り、弘化4年(1847年)に92歳の長寿を全うしたとも伝えられる。
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