東海道の旅人の名所
「長森かうやく」は江戸時代の前期から山田与左衛門家で作り始められた家伝薬で、冬期にできる「アカギレ」や「切り傷」などに抜群の効能\があるとして近隣の村人はもとより、参勤交代の大名行列の一行や東海道を上下する旅人達の土産品として大変な人気を博した。山田家には今でも江戸時代に作られた桜の木の一枚板の大看板がある。この看板は高さ1.4メートル・幅73センチ・厚さ3.5センチという立派な物でこれには「御免 長森かうやく 本家 山田与左衛門」と刻まれており、中央の上には16弁の菊の紋章も刻まれている。