縦90cm、横70cm、厚み5cmの漆喰(しっくい)の額で、明治20年(1887年)前後、祖先が藩士だった旧家の鈴木源蔵家に次郎長から贈られたもの。食料に困っていた次郎長のため、当時清水でマッチを製造していた源蔵が、福田港から清水まで米を送っていた、そのお礼として贈られたものと思われる。着色が見事であり、作者は不明であるが、次郎長と交際のあった伊豆の入江長八とも伝えられている。