(1)郵便局は明治4年、東京大阪間の宿場に設置、次いで明治5年には全国の主な街道筋に設置された。明治6年、街道から外れたおもな町村に及んだ。掛塚郵便局はその中の一つである。当時の局数は全国で1,500局(現在は24,700局)、この時代掛塚の町が重要視されていたと思われる。
(2)現在の建物は昭和10年局舎移転して建てられた。洋風建築物としては掛塚では第一号ではないか。また郵便局マークの入る漆喰模様は価値あるものである。