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名称 中泉地区の山車の引き廻し(府八幡宮大祭・鹿苑神社祭典・白山神社祭典)



分野 歴史・文化
地区 磐田地区
所在地 中泉
見所

(1)山車の由来
 大祭の余興に引き出される曳山は、府八幡宮大祭余興の正式な名称が「山車」(だし)であるのでここでは山車と記述することにする。県西部地方では「屋台」という地域が多いようである。江戸の天下祭りの伝統を奇跡的に継承する遠州横須賀(掛川市)の祭礼では、「祢里」(ねり)と呼ぶ。日本全国各地で呼び名が様々である。

(2)中泉地区の祭礼
 現在では、府八幡宮大祭の同日に、鹿苑神社(二之宮)と白山神社(京見塚)の祭礼があり、それぞれが山車を有し華やかに行われている。

(3)山車の引き回し
 府八幡宮の氏子町内は17町、連合引き廻しを行う組織に加盟しているのが16町で、山車は17基ある。二之宮地区は南北で2基、京見塚地区1基で、中泉全体では20基の山車が動く。また、以前は全町にあった女子の手踊りを行う「花屋台」は、少子化などの影響で数町のみとなってしまった。

(4)中泉型山車
 明治時代までは9か町すべてが二輪山車であったが、大正2年(1913年)田町が四輪山車を建造して以来、四輪山車が主流を占めるようになった。 現在中泉型二輪山車は、東町、七軒町、中町の3基のみである。四輪山車へ変化、発展した経緯は一口には語れないが、東西文化の影響を受けた中間に位置するということが大きいのではないかと考えられる。
 各町自慢の山車は、立派な彫刻、幔幕、漆塗り、人形などで飾られている。

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