磐田原台地西端を流れている祝川は、かつて山根排水(坂下流れ)と呼ばれていた。県がこの川を二級河川と認定するに当り、川の名前をつけるように指示があり、当時磐田市の助役を務めていた神谷 明 元市長が近くの台地上にあった祝塚から祝の字をとり、「祝川」と命名し、昭和46年(1971年)4月1日より二級河川となった。
その起点は、旧豊田町上坂878地先で、東名高速道路の南側地点であり、それより上流は山根川と呼ばれている。
祝川は、旧東海道を過ぎると天竜地区から豊島・上岡田・下岡田を経て、万正寺の戸崎橋上流部で仿僧川と合流する地点までとなっている。
現在では水質もよくなり鯉の大群が泳いでいる。祝川にはクロメダカ、タナゴ、ドジョウ、マシジミ、ヒメホタル・モズクガニなど、清流に生息する種の多くが、起点付近から旧東海道に至る間に残されている。
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