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名称 鈴木浦八 (すずき うらはち)
上空から見た耕地の写真
上空から見た耕地

静岡式耕地組織
静岡式耕地組織


分野 ひと・産業
地区 豊田地区
所在地 加茂
見所

◎全国のお手本となった静岡式耕地整理


水田作業を容易にするための形状整形は、江戸期から実施されていたが、静岡県で明治5年(1872年)と明治8年(1875年)、遠海報徳社の名倉太郎馬らが畦畔や道路を直線化したのが近代的な田区改正の発端である。さらに明治20年(1887年)、鈴木浦八が同県富岡村で43haの整理を行った。この方式「静岡式」は、一辺約60間(約108m)の道路・水路で画された正方形の大区画の中に、6間×12間〜15間(2.4〜3畝)の区画が50枚程度あるというものである。


こうした田区改正は、近代的営農への第1歩ともいうべき耕地の整備である。そして、明治32年(1899年)に法制化される耕地整理へ発展していく。この基盤の上に、明治農法が花開くのである。鈴木浦八翁は、静岡式の耕地整理を行い、富岡地区は全国に先駆けて土地改良を行ってきた地域である。

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